2008チャレ廃王座決定戦レポート
日時-10月5日(日)
開催地-4×4フィールド四駆村
主催-廃道走破隊
以下、レポート本文

日に日に涼しくなり、秋の気配をチラホラと感じられる中、開催地の四駆村は、昼間は暖かく丁度良いくらいの気候なのだが、太陽が沈むにつれて「寒い!」 いつもの如く、大会前夜からスタッフや参加者の皆さんで盛り上がる「前夜祭」は、スタッフの殆どが多忙で、結局始まったのは、夜の8時くらいで、私は?というと、木曜日に山形〜岡山へ向かい、戻って来たのは土曜日の夕方(T_T) それからが忙しい!魚屋さんへ行き、参加賞のタラコや、宴に使う殻付きカキなどを受け取りに走り、その他の買い出しやらで、てんてこまい! 忘れ物が無いか?を全てチェックし、今度はバタバタと四駆村へ向かう。
やはり、標高の高い場所にある四駆村は、涼しいというより完全に「寒い!」状態で、薄着の私が早々と半袖&長袖のTシャツを羽織る始末… 夜の宴は、いつもの如く、メンバーが中心で集まったのですが、今回は、はるばる新潟県上越市からスペシャルなゲストにお越しいただいた。
その御仁は「飛泥屁(とんでいへいと読む)」というクロカンチームの親方で、先日の柏崎で、お世話になった方である。 やはり「類は友を呼ぶ」といった諺(ことわざ)通りで、変態達が集う宴会に喜んで、やって来て楽しんでるのだから、やはり彼も変態なのだろう… そんな余談も程々にして、そろそろ本題に入りまぁ〜す! 明け方、会場内は朝露で、うっすらと辺りの木々、路面が化粧しており、降雨は無い状態で、気候も路面コンディションも最高の状態で、王座決定戦を迎えられ、嬉しい限りでした。 朝の挨拶、ドライバーズミーティングを終え、まずは第1セクション♪
競技参加者は、一番下の駐車場に待機し、設定は?というとスタンダードは、向かって左側のステアケースを乗り越え、真っ正面のコブの手前を右旋回し、右奥にある立木を中心に一廻りしてゴールという設定、欲張り皆さんのボーナスは?というと、入口ステアケース頂上右側ポールと奥の立木を綺麗に8の字旋回すれば、ボーナス認定!というルールです。やはり、常連ジムニーさん達は、バック1〜2回で楽々クリアーする方達がたくさん居て、新顔皆さんやギャラリー皆さんをびっくりさせてました。 そんなテクニカルなコースに大型車で果敢に挑み、タイムオーバーで果てた方も若干名おりました。
続いて第2セクション開始〜!
コースは、モーグル地帯のすぐ脇がスタートで、出入り口は同じ場所。
スタート&ゴールの場所は、軽いステアケースになっており、スタンダードは、3本あるヒルダウン&ヒルクライムのいずれかを一旦下り、また、そのどれかのラインを戻ってゴールという設定で、はたまたボーナスは?というと、前述した走行ルートの他に、入口を入ってすぐのキャンバーのキツい場所を中心のポールを軸に1回転のおまけ付き! やはり、そこでも果敢に挑む常連ジムニーさんと若干名の大型車… 長年参加されてる方は、大型車といえども、自分のマシンの限界能力と発想力で、難なくクリアーしてしまう! このセクションでは、まさか?と思う方の横転劇があったり!とプチ波瀾万丈なセクションでした。
約1時間のインターバルを終え、続くはSSの第3セクション開始〜♪ コースの設定は、メイン広場に置いてあるバスとバスの間の通路がスタートで、ゴールは、表彰台の前だ! その間、林間コースの好きなルートを選び通過してもOK!という設定で、林間は、一切バックやタッチカウントを取らないというルール。但し、ゴール手前の右側にボーナスコースが付録として設定してあり、そこに進入すれば話は別で、そこからは、バッチリ、バックカウントやタッチカウントが発生する! やはり、殆どの選手かボーナス入り〜!ここでマシンに痛手を負ったのが宇都宮から参加の菊池選手で、ボーナスコースのロックに果敢に挑み、フロントの駆動系破損! また、参加者で、パリダカにでも参加したように舞い上がって、意味不明な行動をされた選手が若干1名程… ここもプチ波瀾万丈?まっ、いいや…と思い、ステージは、オーラスの第4セクションへと流れ行く。 勝負の行く末を決定する第4セクション、設定場所は、メイン広場上の林間内で、スタートは、バスとバスの間を50メートル程登った場所で、ぐるりと見渡すとスタート地点を除き廻りが「すり鉢状」になっている所だ! スタンダードから説明すると、スタートから右、中央、左の3本あるラインの中央もしくは、左のラインを通過して、木の根っこが張り出した場所を通過して、すぐさまキツいステアケースを通過してゴールという設定で、過去にたくさんのマシンの生き血を啜っている場所でもある… 記憶に新しいのが、木の根っこにラフに突っ込み「タイヤバースト」やら、すり鉢状キャンバーで、傾き過ぎて「立木と屋根の接触」などと、この場所では、数々の伝説がある名所でもある! 続いて、ボーナス設定を説明します。 ボーナスは、スタートしてすぐさま、左右にある立木地帯を綺麗に8の字旋回してゴールという設定で、ここもたくさんの常連さんが、なんだかんだ言いながらも、1〜2回のバックで通過する。 皆さんのトライも夕方4時前には終了し、バタバタと採点作業を行ったのだが、結局、表彰式は、薄暗くなった頃にようやく始まり、王座決定戦(第3戦)の表彰式、続いて、シリーズランキングの表彰式と、表彰に表彰を重ね、見事に本年度のシリーズチャンプに輝いたのは、押忍!!ジムニー部に所属する福山 信義選手で、また、もう一つ感動に値する事が起きた!
それは、5〜6年程過去に製作した「KING印」のゴールドゼッケンの初交付で、見事にそのゼッケンを奪取したのは、白河4×4ロディオ所属の伊東 晃選手で、そのゼッケンを奪取するのは、至難の技で、本当、感動に値する!
10月5日、プチ波瀾万丈やら感動やらと、久しぶりに活気づいた1日でしたが、何よりもマシントラブルは、多々あっても選手の皆さんに「怪我無し」で、本年度も無事に「チャレンジ廃道走破」を終了する事が出来ました(*^-^)b
これは、各選手皆さんと、安全配慮に心掛けたスタッフ皆さんの賜物だと、私は思っております! 参加者皆さ〜ん、スタッフ皆さ〜ん、今年1年ありがとうございましたm(_ _)m 来年度も、走りに対する面白みを念頭に置き、開催したいと思いますので、宜しくお願いしまぁ〜す(^O^)/

廃道走破隊代表 奥山 博幸

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