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No.121
余所の地域の方々に言わせると「美味い酒は、やっぱり東北か新潟だね〜」と言うのをよく耳にする。 元々、東北地方は雪国であり、酒造りに必要な水、米、気候と、素晴らしい環境が揃っており、その素晴らしい要素をいかに生かしきるか!が出来なかった時代があった。 時代は、戦後間もない昭和20年過ぎ?、秋田県南部に酒蔵を構える「爛漫酒造」の会長が、日本の首都である東京の盛り場銀座へ出向いた時、並んでるのは灘の酒(兵庫県神戸)ばかりで、東北の酒が1本も並んでない事に気づき、それを機に「銀座を東北の酒だらけにしてやる!」と意気込み、故郷に戻った会長は、色々な醸造方法や酵母、米を使い、試行錯誤を繰り返し、良い酒が出来ると東北各地の酒蔵の代表や跡継ぎを呼び寄せては、それを教え込み、自分のところだけではなく、東北全体の酒蔵のレベルアップを図り、現在の「美味い東北の酒」が、あるらしい。 酒造りの工程や味付けを決める「杜氏」は、東北では私の知る限り、南部杜氏や山内(さんない)杜氏が代表的で、南部とは、昔の南部藩(現在の岩手県北部や秋田県鹿角地方、青森県八戸地方)を指し、山内杜氏のいきさつは、わかりませんが、秋田県南部に山内村という村があり、道の立て看板に「山内杜氏の故郷」と書いてある。 新潟の酒では、名のある酒蔵には、必ずと言って良い程「野積杜氏」が関わっており、中越地方の海辺の街、寺泊町に野積という地区があって、そこが出生地らしく、そこでの新酒品評会は、全国レベルよりも高いらしい。 そんな試行錯誤を繰り返して、美味しさを増してゆく日本酒、その殆どが「すっきり辛口」が多いが、中には、甘辛さを強調した物や、コクを強調した物等々、その美味しさは様々で、ビールやワインと違い、味わいながら、まったりとした時間を過ごすことが出来る逸品だ! 杜氏の皆さん、酒蔵の皆さん、今日も美味しい酒と時間をありがとう!
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