No.172 暖機運転の「儀式」 |
自動車には随分と前から、オートチョークや電子制御が導入され、ろくに暖機運転しなくても調子良く発進可能な車が殆どだ。 でもね、私がプライベートで乗っているサファリ&仕事で乗っているボルボは、ガッツリ暖機運転が必要で、今の寒い時期は尚更で、暖機運転をろくにしないで発進しようものなら、とんでもない!
ボルボは、走り出してまたすぐ信号等で止まる時、エンジンが止まりそうになるし、酷い時は、マフラーのタイコ内で異常爆発を引き起こし、タイコが「破損」した車まであるくらいだ!
そうなると、さぁ大変ヽ(゜▽、゜)ノ 部品だけで10何万円するらしい…
そして次にサファリの様相であるが、とりあえず、AARのバケットシートに腰を下ろし、イグニッションキーを捻り、ガッツリ余熱を掛けてやる。 そして、2〜30秒後にセルを回す。 超ハイリフトのカムシャフトでも入っているか?の如く、落ち着かないアイドリング&爆音で、まるで「生き物」のようでもある… 更に迷惑なのは、アイドリングから濃い燃調セッティングの為、エンジンが暖まるまでは、不完全燃焼を引き起こし「白煙」の嵐で、まるで辺り一面は、霧でも発生してる?かのようだ… でもね、この暖機運転の「儀式」が私的に「たまらなく好き!」なんですよ〜! いかにも、機械である車が魂を持った「生き物」に感じられて、最近の車には味わえないはずだ!
そして、余談になるが、そのフィーリングは昔のキャブ車と重なる。 ましてや、大排気量直6で直管に近いステンレス製の80パイマフラーが奏でるサウンドといえば、そう…L型6器筒NAメカチューンに似通ったサウンドが楽しめる!
私のサファリは一応、ターボカーであるが、アイドリングではターボらしからぬサウンドだ。
どうです?今時の車では味わえないでしょ?
09/01/17 6:59
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