| No.328 海外向けサファリ |
先日、群馬県から被災地の仮設住宅へ納入する生活雑貨を積み、一路気仙沼へと向かった!
そして、待ち合わせしていた現地のボランティア団体の乗って来た車が添付した画像の海外向けサファリ「パトロール」で、横浜の仮ナンバーが付いており、非常に興味をそそられ、色々と訊いたら、なんと、そのボランティア団体は本部がドイツらしく、直接日産自動車に車の借り受けのお願いをしたら、やはり被災地向けには、それなりの車!という事でパトロールを貸し出されたそうだ。
車は、事細かには見てはいないが、一応右ハンドルで、エンジン音を聴く限りは、ディーゼルターボのTD42Tである!
本来、海外で活躍するはずの輸出用サファリが、我が故郷の宮城県気仙沼にて活躍していたことには、非常に嬉しく思ったのは言うまでもなく、更に嬉しい出来事は、昔から付き合いのある気仙沼の友人が「奥山さん、俺そこの仮設住宅さ入んだでば!」との事で、ようやく友人も小学校の避難所から仮設住宅へ移れるらしく、めでたしめでたしである!
そして、仮設住宅へ納入が終わった後、昨年秋にサンマ積みでお世話になった気仙沼港へと向かったが、話で聞いていた通り、ずいぶんと標高の高い場所から、過去にあった建物は、無くなってたり、メチャクチャに壊れていたりと、本当に酷い…
そして、だんだんと港へと近づくにつれて、なぁ〜んも無くなってくる…
そして、気仙沼魚市場へ到着! かろうじて、魚市場の建物は残っていたが、地盤沈下が酷く、平常時でも市場の岸壁に海水が浸水している状態だ。
でもね、そんな状況の中で「日本人の逞しさ」を見た!
昨年お世話になった運送会社と他の会社のトラック数台が、当日に水揚げされたばかりのカツオを一生懸命に積み、各地方へと向かうばかりになっていた!
そして更なる逞しい言葉を聞く事が出来た! 昨年お世話になった運送会社の所長が「奥山さん、今年は御覧の通り何もかにも流されてサンマの水揚げ及び発送はダメだけど、来年には必ず復興させて、サンマいっぱい用意して待ってっからね!」との事…
その言葉に感無量になって、危うく泣きそうになる。
震災後、恐る恐る初めて来訪した気仙沼だったが、逆に勇気と嬉しさのお土産をたくさん貰った気がする。
頑張れ気仙沼!
頑張れ宮城県!
頑張れ東北!
そして、大丈夫か?日本の政治家達よ!
11/08/24 14:50
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