No.167 悪循環の極み |
今現在、世界的な規模で「悪循環の極み」に直面している。 皆さんも新聞やニュースで知っていると思いますが、アメリカのビッグ3であるフォード、GM、クライスラーのが車がアメリカ本土で全くと言って良い程売れず、経営危機に直面している状態であり、従業員達は解雇や長期休暇を余儀なくされている。
そのような状態は、例に漏れず我が国「日本」も直面しており深刻過ぎる状態であるのは言うまでもなく、今後どのようになって行くのか?不安だらけだ…
日本の自動車メーカーの売れ行きも、かなりの落ち込みがあり、軒並みどのメーカーも契約社員や派遣社員のカットや季節従業員の雇用は、論外になっている。 例年ならば、東北の専業農家の大黒柱達は、農作業の暇な初冬〜春にかけて、各自動車メーカーへ「季節従業員」として出稼ぎしている時期だが、雇用枠は全くと言って良い程無いらしい… 本来ならば、農業の暇な時期、季節従業員の給料で、やりくり出来たはずだが、考えただけで胸が痛い… 案の定、どこのハローワークも今までにない混みようで、就職率は、困難を極めていて「針の穴に糸を通すより難しい」らしい…
そのように、本来あるはずの収入が途絶えれば、ますますもって自動車もそうだが色々な「物」が売れなくなり、悪循環の一途を辿る。
この間、ボディ載せ替えでお世話になった「スワロー」さんへ久々に出向き、色々と世間話をしていたら、新車だけでなく中古車の売れ行きもかなり悪化しているらしく、少し古くても良い車を買うなら今だよ!とまで指南され、ちょっと微妙な気持ちになった。 私の日記を御覧の皆さん、少しおかしいと思いませんか?何が?ってですか? 自動車価格ですよ!今から約15〜20年前、その頃はバブルの絶頂期〜終わりの時代で、今現在よりも裕福な時代だった。所得も下手したら今よりも良かった時代である。 そんな時代〜現在、家電製品は、より良い物が格安で入手でき、その他色々な物が安くなっている。ただ自動車価格だけは、昔と変わらないか、むしろ高くさえなっている。 皆さ〜んよ〜く考えてみて〜、バブル期には、クラウンの3リッターとか3.5リッターのロイヤルサルーンの新車価格は当時400万円くらいだった気がする。 それが今現在、新車のクラウンロイヤルサルーンを買おうと思ったら600万円くらい用意しないと買えないと思う… メーカーに言わせれば「最新の安全性能や先進のメカニズムが満載ですから!」と言われるのは間違い無いが、俺に言わせりゃ、原価は昔よりも安いはずだ! んっ…なぜかって?今どのメーカーもコストダウンを最優先し、原料代を安く安く済ませようとし、コストを削ってはいけない部品まで削ってしまい、結果として、外注に頼んだ部品が粗悪にしか出来ず、リコールの嵐を呼び起こした三菱車…バブル期には、周りを見渡せばパジェロだらけだったのだが… 話は、少しそれたが、来年はますます酷い時代になると思う… 新車価格を今の半額にしても、なかなか売れないと思うし、それよりなにより、今のこの政治や税金のあり方、官僚や政治家の給与、物価などの全てを根底からリセットしなければ、絶対に良くはならない! 世の中、デタラメだらけで、そのデタラメのしわ寄せが、とうとう最終局面に来たような感じがしてならない。
秋田、岩手、青森の皆さん、出稼ぎが無く特にダメージの多い地区と勝手に判断して、大変失礼かと存じますが、頑張って耐え凌いで下さいね〜。また来春、鹿角で皆さんの笑顔を見るのを楽しみにしてます(^O^)/
08/12/19 4:55
|
|
|